リピカは、ある程度時間の経過したでん粉系の頑固な糊剥がしにも有効です。
糊の拭き残し部分に希釈したリピカを乗せ、濡れたスポンジでくるくると擦ります。
詳しい施工方法は動画をご覧ください。
今回、お世話になっている壁紙職人さんがとある実験写真を送ってくださいました。
リピカで10年物の糊残りを落としてみる、というものでした。
貼り替えの現場でひどい糊残りがあったビニール壁紙を持ち帰り、
リピカと水拭きでふき取りの差を実験してくれたとのことでした。
10数年で糊が変色しています
壁紙を左右に分け、右側はリピカ、左側は水拭きです。
結果としては、水拭きの方は、エンボス(凹凸)の目の中の汚れが残ってしまいました。
リピカでふき取った方は、奥の方まで糊残りを浮かせることができました。
職人さんの実験で、リピカはエンボス(凹凸)の奥まで糊残りを浮かせることができるということが分かりました。
果たしてそれが本当なのか、さらに実験してみたいと思います。
リピカで糊を完全にふき取れたかどうか、透明な糊では目視での判別が難しいときがあります。
そこで、理科の実験で懐かしい、ヨウ素溶液ででんぷん反応を調べることにしました。
まず、白い壁紙に壁紙用接着剤を塗布して乾かします。
左は水拭き、右側をリピカでふき取りました。
目視では、どちらも拭き取れているように見えますが…
目視では糊残りは確認できません
水で薄めたヨウ素溶液をそれぞれに滴下します。
すると、水拭きしたほうでははっきりとでんぷん反応が見られました。
とくに凹凸の目の中は濃くでんぷん反応が見られます。
リピカで水拭きした方は、ほとんど反応がありませんでした。
違いは一目瞭然です。
今度は初めからヨウ素溶液を混ぜて、紫色の糊を作成しました。
こちらにリピカを使用してみます。
リピカを塗布すると、どんどん糊が浮き上がってくるのがわかりました。
こちらをふき取ると、あっという間に白く元通りの壁紙に。
糊がどんどん浮き上がってきます
水拭きした方は、やはり糊が残っているのが分かります。
目視では分かりにくい糊残りですが、そのまま放置しておくと、変色の原因になってしまいます。
今回の実験で、リピカが糊残りの除去にかなり効果的であることがわかりました。
水拭きで取り切れない糊残りは、リピカでしっかりと除去すると内装の美観維持が期待できます!
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