イーストボード
リサイクル木材90%以上*1の外張り断熱材
大量生産・大量消費型の経済活動を続けている日本は、将来的な資源不足が深刻な問題となっています。
投入資源の節約と資源の循環利用が求められている中で「木材」は再生可能な資源であり、
一度廃棄物となっても様々なリサイクルが可能なため、環境へ優しい素材として注目されています。
そこで新開発された木質繊維板『イーストボード』は一般的に普及している化石燃料を使用した発泡プラスチック系断熱材の代わりとなる為、原料となる石油消費の削減、製造過程で消費するエネルギーの削減、二酸化炭素の排出量軽減につながります。
また、断熱性能があり吸放湿性能が高いため住宅の内部結露を防ぎ長寿命化へつながります。
使用後は再利用可能な環境に優しいエコ建材です。

イーストボードの特徴
- 自然素材
- リサイクル木材90%以上*1の木繊維を圧縮成形した木質断熱繊維板。
- 調湿性能
- 木材繊維特有の吸放湿性に富み、室内を快適な環境に保つため結露を防ぎ、家を長持ちさせます。
- 再利用
- 使用後工場にて、再生産可能な環境に優しいエコ建材。
- 防火性能
- イーストボード40㎜の外側からの無垢板直張り工法・モルタル工法にて30分防火構造・45分準耐火構造の試験に合格。 木ならではの高い防火性能を証明。 ※ ナチュラル(難燃・不燃処理なし)サイディングの使用で、防火・準耐火が可能になります。
- 断熱性能
- グラスウール16k相当の熱伝導率。0.049W/mK。 遮熱性にも優れているため夏場の屋根断熱・遮熱にも効果的であり、冷房負荷を大幅に低減。
- 防蟻性能
- 防蟻処理済み。(壁用のみ)
*1:木繊維中のリサイクル木材の比率 ◆◆ イーストボードはCO2削減に貢献します。 ◆◆
木質建築廃材を木質繊維ボードとして再生することで、
木材に含まれる炭素はボード内に固定されるので、CO2の発生が抑制されます。
例えば、家一軒にイーストボード屋根用(60㎜)を100㎡、イーストボード壁用(40㎜)を
150㎡ 使用した場合、4,700kgもの二酸化炭素排出を防いだことになります。

これは、直径15㎝・高さ8mの植林木約47本(体積で約6.6㎡)に相当します。
性能一覧
壁用 | 屋根用 | |
重量(kg) | 16.6 | 12.4 |
熱抵抗値(㎡k/W) | 0.81 | 1.22 |
密度(kg/m3) | 250 | 250 |
含水率 (%)(工場出荷時) | 7 | 7 |
熱伝導率(W/mk) | 0.049 | 0.049 |
曲げ強度(N/㎜2) | 1.5 | |
透湿抵抗値(㎡・h・㎜Hg/g) | 1.77 | 2.65 |
耐踏み抜き性 | 静荷重 120kg/80㎜径 |
- 熱伝導率 : JISA1412に準拠 社内試験
- 透湿抵抗値 : JISA1416に準拠 社内試験
- ※ 屋根用 : 防火・防蟻性能なし。表裏面撥水材塗装。
- *より自然を求めた組成に変えたため、熱伝導率は0.049W/mkとなります。

施工例


イーストボード施工イメージ

